赤ちゃんに嫉妬。

布団の上での旦那と過ごすゆるゆるとした朝の時間。
自然とお腹に手を当てるようになった私に旦那はのんびり言った。

「よーこは赤ちゃんが生まれたら
　赤ちゃんにかかりっきりになりそうだねぇ」

「ん？どうして？」

「だって今も俺より赤ちゃんが一番って感じだもん」

「なになに～(笑)？嫉妬してるの？」

「ちょっとね～。
　前は子どもが生まれても、まずは自分に話しかけてねって俺に言ってたのにね」

「ちゃんとあなたのことも好きだし、考えてるよ～～」

「そうかなぁ？最近すっごくそっけないような気がするなぁ。
　あんまり放っておくといじけるからね～～」

「そっけなくなんかないって。
　まぁ自分のことでいっぱいいっぱいのときもあるけど」

「そうかなぁ？」


赤ちゃんにちょっとだけ嫉妬しちゃってるなんてはじめて知ったよ。
なんかかわいいなぁ。
そんなことを思っていたんだね。

それにしても旦那がそんなことを言うなんて、
よっぽど私の態度がそっけなかったのかな？
まぁ旦那も私の態度に怒ってるわけでは全くないんだけど、ちょっと反省…。

反省したその数分後。
「おはよー」の挨拶をしていないことに気づいて、
「赤ちゃん、おはよー」って最初に赤ちゃんに声をかけちゃって、
旦那に「ほらーやっぱりー」って突っ込まれちゃった。

だって、だって、ねぇ？
許してね、旦那さま。
でもちゃんとあなたのこともたくさんたくさん愛してるよ。
気持ちは全然変わってなんかないんだから。
信じてね。